当社では、PDW-U4を5月より番組やCMのプリントなどで多数導入しておりますが、現場スタッフが、ステーションよりも速い!と言っているので、実際どのくらいの速度が出ているか、PCを繋いで計測してみました。
下記が、それぞれの転送速度です。やはり、新規開発の光学ヘッドシステムDCHS(Dual Channel Head System) をWで搭載してるので、XDCAMディスクの中では一番早いですね!

当社では、他にもP2HDメモリーカードを使用していますが、業務用のRaidを組んだメモリーなので、速いのは当然ですが、意外にも書込み速度が遅いんです。読出しは激速なのに!!
こうみると、書込みでは、XDCAMのU4も頑張ってますね!
120分番組が、30分強で書き込めるのは、素晴らしいです!
読出し(ノンリニアへの転送)は速く10分強で終わります。

■ XDCAMドライブ 転送速度の実測検証!
PDW-U1
読出速度(約 15MB/s) 2.3倍速
書込速度(約 10MB/s) 2.0倍速
XDS-PD1000
読出速度(約 27MB/s) 5.0倍速
書込速度(約 15MB/s) 2.3倍速
PDW-U4(2021年 新発売商品)
読出速度(約 80MB/s) 12.0倍速
書込速度(約 35MB/s) 4.0倍速
おまけ
P2HD(マイクロP2カード)
読出速度(約 180MB/s) 20.0倍速
書込速度(約 45MB/s) 5.4倍速
※各転送速度・倍速表記は、実際の平均値
※書込みは、Proxy同時生成時の設定
以上、参考になりましたでしょうか??
転送速度は、お使いの環境で変わりますので、あくまでも参考までに!
※今ではロースペックになったレッツノートの第6世代 i5チップ、Win10Pro環境で実測してみた結果です。
USBは、3.0接続で、PDW-U4は、USB3.2に変換して接続しています。
PCデータは、外部SSDをUSB3.0で接続したデータを各メディアに読み書きテストしています。
※XDS-PD1000は、XDCAMプレイアウトサーバーですので内蔵のHDD→XDCAMディスクへ書き込んでいます。ドライブは、U2と同じものを搭載しています。
※倍速表記は、映像ファイル(MPEGHD422-L50)の実尺を「1」としています。
※P2HDは、AVC-LongG50 です。
解説:ティーファイブプロジェクト